2013年7月9日火曜日

無事帰国しました

たくさんの思い出を持ってハンガリーを旅立ちます。
通訳のジョーフィさんともここでお別れです。ありがとうございました。

空港のスタバ、英語での注文が通じるでしょうか
 

FINエアーに乗ります
上空からの夕日は強烈な光です。窓の外は氷結しているのが見えます。

 
セントレアに無事到着しました。セールを分けてそれぞれの帰途に着きます。
お疲れ様でした



3月の選考会で初めて顔を揃えてからレース終了まで3ヵ月半、何をどうしていいかわからないところから始まりましたが何とか無事に終了することが出来ました。
4家族で力を合わせて出来るところから手分けしてやっていけたことでお互いの信頼関係も築くことも出来、現地での連帯感も強く持てたことが大きかったと思います。

子供たちも4人中3人は初めての海外レースで言葉が通じない中でのレースで大きなプレッシャーはあったと思いますが最後まであきらめないでレースをすることが出来ました。
成績としては満足とはいえないかもしれませんが非常に貴重な経験をさせてもらい2年生の二人は来年に向けて、3年生は今後のヨットのために役立っていくものと思っています。

最後になりましたが今回のことでは関係各方面からも激励や協力をいただきありがとうございました、失礼ながらここでお礼に代えさせていただきます。

2013年7月7日日曜日

ブダペスト観光

レース終了の翌日はブダペスト市内観光に行きました。
朝ホテルを出発するときにトルコチームが見送るため起きてきてくれました。


いよいよバラトン湖ともお別れです。

市内に向かう道沿い

疲れが出てきています
ブダペスト市内観光
ブタペスト市内の地下鉄のエスカレーターは急です

有名なくさり橋


聖イシュトバン大聖堂
ブダ城では馬車に乗って一周しました

ドナウ川の真珠と呼ばれる夜景をナイトクルーズ
ブダ城
            

くさり橋

国会議事堂
            
ハンガリー最後の夜を楽しみました。

2013年7月6日土曜日

表彰式・閉会式

夕方、6時からスパルタカスヨットクラブ前にて表彰式が開催されました。

オープンを含む全参加国と正式参加国のみそれぞれGIRLSとBOYSの10位までが表彰され、それぞれの総合優勝者にはJ-sailとOlympicのセールが副賞として与えられました。
また8位についてはメインスポンサーのWindows8にちなんだ特別賞がありました。
オープンを含むGIRLS総合はSloveniaのTURIN Mara選手が優勝しました

同じくBOYS総合はSingaporeのTEO Ryan Yee Kang選手が優勝しました。

両者ともに初戦から常に1位をキープし、捨てレースの4以外はすべて1か2という圧倒的な速さを見せつけられました。
日本選手はスタートが良くても3マークからフィニッシュで大きく順位を落としたり、有利なサイドに風がシフトしたときにタックをすぐ返せず順位を上げることが出来なかったり、逆に前のフリートの動きを見て有利な再度を判断して結果につなげたこともありました。
全般的に風の振れをうまくつかめていないことが結果につながっているようでした。
これに対してトップ艇はスタート直後に半艇身でも前に出て艇速をつけてその差を少しずつ広げていき確定したところで艇団の上側に出てリードを確定するというパターンが多く見られました。
スタートで失敗した場合でも少しの隙を縫って逆タックでフレッシュウインドをキープして艇速をつけて少しずつ前に出て1マークの半分も行かないうちにはトップグループに食い込むというレースを展開していました。

そして次回開催国のIrelandへのEuroOP旗の引継ぎが行われ2013年IODA EUROPEAN CHAMPIONSHIPは終了しました。
その後選手、コーチ・監督・父兄たちでTシャツを交換したりサインをしあったり写真を撮ったりと各国が入り乱れて大会の終わりを惜しんでいました。
さらに夜は例のSteg Barで運営の打ち上げがあり昼間クルーザーに乗せてもらったオーナーにTシャツをプレゼントし親交を深めることが出来ました。

最終日

いよいよ最終日がやってきました。
前日夜と同じようなサンダーストームが14時ころやってくるとの予報から全予定を1時間早める通告が前日にありました。
7時に開催されたミーティングの参加者がずいぶん少なくなってきたした。
今日は風が強いから3レースを実施したいとのこと。
半信半疑ですが湖面はいつもよりは吹いているように見えます。
7時半くらいにハーバーに着くといつもは8時半くらいから吹きまじめる風がもう吹いていて3レースの期待が出来そうです。
ところで7時40分になってもトルコチームの船はひっくり返ったまま人影もありません。
どうやら1時間早まったことを知らないようで、よく見ると周りではアイルランドやセルビアチームなども姿がありません。
トルコチームとはコーチボートをシェアしているので待たなくてはなりません。少し戻って様子を見に行くとトルコの子供たちがのんびりと歩いてきたので8時にD旗が揚がるので急ぎなさいと伝えると急にあわてて走り出しますが、船にたどり着く前にもうD旗が上がります。
日本チームが船をひっくり返すのだけはやっておいてあげましたが、実質的にはそんなにあせって早く出る必要もないわけで、国内のレースはなんであんなに一刻を争うように出艇するのかいまさらながら不思議に思えます。
みんなが出艇したあと陸上チームはいつものバーに陣取ります。
ここはSteg Barといって桟橋の意味で絶好のロケーションです。
 
ここで全艇に搭載されたGPSのデータを下にリアルタイムでレースの状況がわかるGPSトラッキングでレースの状況をチェックするのが恒例となっています。
ところが一昨日からルカが、昨日からケイトのデータが表示されず楽しみが半減です。
このようなデータの欠落や、反応の遅さといった課題が改善できればレースの状況が一目瞭然で理解できてヨットレースをわかりやすく観戦できるツールとして非常に役に立つと思います。

レースは第一レースが北西の風、6~8メーターでの展開、第二レースはマークを打ち直して北の風2~4メーター、第三レースはさらに北西の風1~3メーターでコース設定の準備中28フィートのセーリングクルーザーがバーに係留しようとバウをつけるがうまくもやいが取れません。
それを手伝ってあげたところお礼にレース観戦に連れて行ってくれるとのこと。
まさに文字通り渡りに船とばかりに乗り込むとセーリングのままレース艇の10数メートルくらいのところまで近づいてくれます。
とそこで風が振れてノーレース。
本大会の全レースが修了しました。


最終成績は男子146人中
ジン  2-11-23-(31)-14-18-4-19-10で総合27位
ケイト4-35-28-24-26-16-(42)-29-39で総合81位
ケイタ36-(46)-15-35-9-33-40-40で総合110位
女子は102人中
ルカ  20-28-12-27-12-16-27-16-(39)で37位

という結果で終わりました。

2013年7月5日金曜日

レース5日目

昨日からの期待に応えて今日はいつもより風が吹いています。
思えばバラトン湖に早期到着したころと比べて、開会式の日を境に確実に季節が変わっています。
当初は朝ハーバーに行くのに長袖もしくはジャケットを着ていかないと寒かったところが今では長袖は暑くて着ていられません。
今朝の風は夏の前のいい風が吹いていた時と同じ湖面の状況に見えます。
始まるまでは長かった気がしますが始まってからはあっという間でもう明日が最終日となってしまいました。

いつものように朝食後のミーティングでは昨日のレースの説明がありました。
最終フリートは2マークショートコースをして順位を取っていたそうなのですが他の運営艇に連絡が徹底されておらず、選手たちは結局3マーク回航後フィニッシュラインを切っていったとのことです。
フィニッシュライン手前でジュリーボートも仕事して笛を吹いていたという状態であったとのこと。
これに対して各国のコーチから質問が殺到し、レース委員会もだいぶ恐縮していました。

そこで本日のレースですが北西の風5~6メートルの中、いつものように9時に順次出艇して定刻通りBOYS YELLOWからレースがスタートしました。
が途中で風が右にシフトしてノーレース。先が危ぶまれます。

それでもレース海面をさらに沖に移動して北の風4~6メートルの風で再開し、次々と各フリートごとにゼネリコを含みつつスタートしていきます。
今日は一番最初のスタート以外は最初からブラック旗があがりレース委員会の3レースやる意気込みが感じられます。
それでもさすがに国際大会です、BFDがかなりの艇数発生してしました。
さすがに攻めの姿勢は見習うべきものがあります。
本日の第一レースはケイトが1マーク2番2~3マークで1番で回航していきますが最後ののぼりで後続を抑えきれずフィニッシュは9位まで落としてします。
ただ今大会で当人としては初シングルなので陸上での応援は俄然盛り上がります。
ちなみに陸上での観戦体制ですが湖面に突き出たところにあるバーに陣取りPCのGPSトラッキングを見ながら選手の位置を追いかけます。
陸に近い位置であれば50倍のズームカメラで写真を撮ります。
今日は沖に移動した時点でカメラはあきらめてトラッキングに集中しますがケイトとルカのGPSがうまく作動していないのか位置情報が全く表示されません。
陸上の楽しみが半減された感はありますが、それでもPCに集中します。
湖の振れ回る風に文字通り振り回される形でなかなか前に出られません。
3レース目にようやくジンが4位でフィニッシュしてきましたが、全般的に振れをつかめていないようです。
待望の強めの風での3レースではありましたが結果としてはジン14,18、4で総合暫定順位は28位、ケイトは26,26,42で同72位、9,33、40で同102位、ルカは16、27、16で同34位という成績でした。
ちなみに参加者数はBOYS:146人、GIRLS:104人です。


レース後はジョーフィさんの泊まっているホテルのプールで遊んだあと外食をしました。
明日は最終日ですが最後の最後に悔いの残らないレース展開をしてほしいと思います。
明日はSI変更があって朝のミーティングと第一レースのスタートが1時間早く開催されることになりました。
今は夜の11時ですがこちらへ来て初めてですが雨が降っています。それもかなり激しく、雷もビカビカゴロゴロと激しい状態です。
明日どんな状況になるのかわかりませんが、泣いても笑ってももう最後です。

2013年7月4日木曜日

レース4日目

今日も朝の状況は昨日と同じ。
あまり風は期待できそうにありません。
案の定午前中出艇するも海上で風が安定するのを待ちます。
結局正午ごろにハーバーバックとなり陸上待機、昨日と同じパターンです。
気分転換に昼食はハーバー入口の店にハンバーガーを買いに行きました。
子供たちはみんなうまいうまいと喜んで食べました。
しばし風待ちのため思い思いの時間つぶしをします。
ヘビが魚をくわえている場面にも出くわしました。
ちなみにヘビはたくさんいます。


14時半くらいからようやく北のブローが吹き始めます。
ただ地元の人によればローカルな風で、周囲では吹いていないとのこと。
それでもようやく15時ころにD旗が順次掲揚されて、順次GIRLSも含めて出艇していきます。
レースは北の風1~3メーターくらいでしょうか。
ブローの有り無し、振れが大きく影響します。
ジンはスタートがいまいちよくなかったことが最後まで影響して32位。
ケイタは途中GPSでみると右の集団の中で先頭を走っており一時トップかと思える位置でしたがその後左の集団が伸びてきて順位を落としてしまい結果34位
ケイトもケイトと同じようなコースを取ってはいたが結果は23位。
ルカはGPSが表示されずカメラのズーム探すしかなかったが、本人によると3マークまで27くらいであったがダウンレグで前の組の動きを観察した結果コースを選択したことで順位を上げて結果12位。
これにて本日のレースは終了です。
BOYSは4レース消化、GIRLSは5レース消化しており現在の総合成績は暫定でジン35位、ケイト57位、ケイタ109位、ルカ31位となっています。
明日はいい風が吹くとの大方の予想のため(いつもそう言ってますが)3レースできることを期待して順位を上げていきたいです。


2013年7月3日水曜日

毎日の生活について

このバラトン湖へきてからの毎日の生活を紹介します。
朝は7時からバイキングの食事になります。
 トースターが一台しかなくしかも一回焼くのに5分くらいかかるのでそれを200人以上で
 使うことになるのでパンはめったに焼けません。
 料理はいつもスクランブルエッグにソーセージが太い時と細い時があります。
 それと生野菜も決まっていて、トマトにキューリの輪切りと薄緑色のパプリカを基本は何も
 つけずに食べます。
 それとチョコレートでくるんだシリアルみたいなものが好きな子はそれを食べます。
 それからコーヒーは薄くてまずいので大人は紅茶にしていましたが昨日スーパーでインスタント
 コーヒーを買ってきたのでそれを飲んでます。
 デザートはプラムが人気で1個食べる子もいればケイタのように3~4個持っていく子もいます。
 ヨーグルトはケフィアのノンシュガーを大人は一個食べていますが子供達は酸っぱくてまずい
 と言ってのでダノンのパック(日本より少し大きい)を食べています。
 朝は大体毎日ほとんど変わらないのでみんなそろそろ飽きてきてます。
昼はランチボックスと言ってハンバーガーのような固いパンにチーズとレタス、パプリカを挟んだ
 ものとサラミなどを挟んだ2つのサンドイッチ、水500cc2本、リンゴ、お菓子、が入った
 ビニール袋を毎日一人一個持ってハーバーに向かいます。
 陸上ではサンドイッチはワインのつまみとして最高なのですが他はあまり食べません。
 海上ではサンドイッチ2個食べない子もいるのとリンゴはあまり人気がないこと、毎日500ccの
 水2本は飲まない事が多いです。
 余ったサンドイッチは帰りがけに、取り合いになってグゎーグゎー鳴くのを楽しみにパンをちぎって
 カモに投げつけます。
 そしてホテルの部屋には水のペットボトルとリンゴが毎日増える一方です。
夕食は19時からですが、来た当初はチーム数も少なくのんびりと食べられましたが大会が
 始まるとそうはいかないので早めに行って席を確保します。
 でもメニューは当初より増えて何種類もの肉料理やスープ、サラダ、果物、ケーキなどがあって
 みんなよく食べます。
 ジョーフィさんに言わせるとハンガリー料理ではないそうですがあまり食べたことのない料理で
 おいしいと思います。
 今日もデザートのスイカをケイタは4切れくらい、ケイトとジンはメロンをいつまでも食べてました。
 ルカはチョコレートケーキが気に入ったようでお替りしてました。

夕食の前後は卓球をしたりビリヤードをしたり外でトランポリンをしたりと各国の子供たちが
 走り回っておりものすごく騒々しいです。
 昨日はチェコとそのほかいくつかの国の子たちが色とりどりのTシャツを持って交換してもらう
 ためにたむろしていました。中にはぼろぼろの小っちゃいTシャツを見せる子もいてまるで
 フリマの交換会のようです
 
 
 
 そんな中で大人たちはビールを飲んだり劣悪なWIFIを求めてロビーの椅子に座っており、
 要は人がたくさんいる状態です。それでも9時半くらいになるとさすがに子供たちの姿は消え
 静かなロビーになります。
 WIFIの電波は大勢の人が集中するためか非常に遅いです。
 今日は電波を飛ばす機械のところに椅子に上った中国人が携帯をくっつけていました。
 まったく意味の分からない行動です。
 おかげでこのブログもなかなか更新できませんでしたが元君に借りてきてもらったポケットWIFI
 で快適につながるようになりました。
J-sailとオリンピックセールはセールNOを印刷したミニチュアのセールをユーザーに配っており
 みんなそこに他国の選手にサインしてもらってます。
  (他のセールメーカーはそんなサービスは一切ありません、ブースも出していません)
 またこちらでは日本語が一大ブームとなっており背中にJAPANのTシャツを着てると、必勝と
 書いた日の丸鉢巻 をTシャツと交換してくれとせがまれます。
 ライフジャケットの背中にその鉢巻をつけてレースに出ている他国の子も多く日本人かどうか
 の識別が難しくなっています。
 また歩いているといきなりコニチワと声をかけられることもよくあります
 それから自分の名前を言ってその発音の漢字を手や腕に書いてくれと日本の子供たちに
 マジックを持って寄ってきます。怪しげな当て字を書いてあげるのですが難しい漢字を書くほど
 じっと見てからすごく喜んで帰ります。
 一度トーマスという当て字を思いつかなかったルカがその子だけカタカナで書いてやったら何か
 納得できないような表情で去っていきました。

だらだらと書きましたが日本の子供たちはみんな気後れすることなく思いっきり楽しんでいます。
ぜひ結果がついてきてくれることを期待したいです。